「折れてはいない。でも歩けない」武豊が負傷で乗り替わり

「折れてはいない。でも歩けない」武豊が負傷で乗り替わり

武豊騎手は右足負傷の診断 JRA発表 東京5R終了後、騎乗馬に蹴られる

 

JRAは29日、東京9、10、11Rの武豊からの騎手変更を発表した。武豊が負傷したため。同レース後、騎乗馬のブラックライズ(牡、栗東・清水久詞厩舎、父キタサンブラック)=7着に検量室前で右足を蹴られた。

 

天皇賞・秋でドウデュースに騎乗予定だった武豊騎手(54)=栗東・フリー=は、東京5Rのレース後に馬に右脚を蹴られて負傷。

 

武豊は5R・2歳新馬で騎乗馬の腹帯を取ろうとした時に右太ももを蹴られ、負傷。その場でしばらくうずくまり、アイシングを行っていた。そのシーンをドウデュースを管理する友道師も心配そうに見つめ、その後のレースの検量も行ったが、無念の騎手変更となった。

 

これにより、天皇賞・秋で騎乗する予定だったドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)は戸崎圭太騎手=美浦・田島俊明厩舎=に変更されるなど、9、10、11Rで乗り替わり。武豊は「本当に残念。最初は大丈夫かなと思ったけど、だんだんと腫れて痛みが増してきた。いいメンバーがそろったレースに水を差すことになって申し訳ない」と語った。

 

当初は騎乗する意志を示していたが、痛みと腫れが増したため、無念の乗り代わりとなった。ドウデュースには戸崎が騎乗する。

 

武豊は「残念、無念。鞍を外す時に蹴られてしまった。長年やってきて危なかったことはあったけど、(蹴られたのは)初めて。乗れるかなと思っていたけど、みるみる痛みと腫れが増してきた。残念。骨折はしていないので、早く治します」とコメントした。

 

天皇賞・秋では武豊ドウデュースとルメールのイクイノックス(牡4=木村)とのダービー以来の再戦に大きな注目が集まっていたが、騎手変更の発表後、東京競馬場に大きなどよめきが起こった。

 

9Rエッセレンチ →松山弘平騎手

10Rヘリオス →戸崎圭太騎手

11Rドウデュース →戸崎圭太騎手

 

ドウデュースは戸崎圭太騎手が騎乗することになりました。

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