AFCチャンピオンズリーグ(ACL):ヴァンフォーレ甲府、浙江FCに4-1で勝利、グループ首位浮上
【国立競技場で中国1部・浙江FCと対戦】
サッカーのACLアジアチャンピオンズリーグ グループステージ第4戦が8日、東京の国立競技場で行われ、ヴァンフォーレ甲府は中国の浙江に4対1で快勝しました。
ACL(AFCチャンピオンズリーグ)第4節が11月8日に行われ、天皇杯王者のヴァンフォーレ甲府(J2)は、浙江FC(中国)と国立競技場で対戦しました。
10月25日の第3節では、甲府はアウェーで浙江に0-2で敗れ、今大会で初の敗戦を喫しました。J2リーグでのプレーオフ出場争いをしているため、ACLではこれまでターンオーバーを続けて戦ってきました。この試合も、直近のリーグ戦である11月3日の熊本戦(2-0)からは先発メンバーを8人入れ替え、DF井上詩音、MF中村亮太朗、FW宮崎純真の3選手が連続して先発出場しました。
甲府は前半に浙江の堅固な守備ラインに対してオフサイドの反則を多く犯していましたが、前半17分に中村からのスルーパスがFWピーター・ウタカに通り、ウタカが確実にゴールを決めました。審判団は最初にオフサイドを示唆しましたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の判定により、オフサイドではないと判断され、甲府の先制点が認められました。
甲府は前半34分にもウタカがFWジェトゥリオのスルーパスから最終ラインの背後に走り、エリア内までボールを運び、ラストパスを出しました。ジェトゥリオのシュートをブロックしたDFがボールを手で触ったように見えましたが、VARの判定でPKは与えられませんでした。
甲府は前半44分にも左サイドからのクロスにウタカが合わせましたが、シュートは枠を外れ、追加点を奪うことはできませんでした。しかし、前半のアディショナルタイムに、甲府は攻撃を続け、宮崎からのクロスにジェトゥリオが左足で合わせ、甲府が2点目を奪って前半を終えました。
後半が始まると、甲府は浙江に攻撃を受け、エリア内でGKマイケル・ウッドが元浦和レッズのFWレオナルドを倒してしまい、PKを与えてしまいました。このPKをレオナルドが決め、浙江が1点差に詰め寄りました。
甲府は再び点差を広げる機会を狙い、後半10分に高い位置から相手からボールを奪い、最終的にはウタカがゴールを狙いましたが、シュートは右に外れました。直後、MF林田滉也もミドルシュートを試みましたが、GKの正面にシュートが飛んでしまいました。その後も攻撃を続けた甲府は後半13分にDF関口正大が右サイドからシュートを決め、3-1と再び2点差を築きました。
後半中盤からは、FWクリスティアーノやMF長谷川元希などが投入され、甲府は相手にチャンスをほとんど与えずに試合を進行しました。そして後半45分には、FW三平和司のスルーパスからMF鳥飼芳樹がゴールを決め、甲府は4-1となり、前回の対戦の借りを返し、メルボルン(オーストラリア)と勝ち点7で並び、総得点で上回り、グループ首位に立っています。
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【スコア】
ヴァンフォーレ甲府 | 4-1 | 浙江FC |
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【得点者】
1-0 | 17分 | ピーター・ウタカ(甲府) |
2-0 | 45+2分 | ジェトゥリオ(甲府) |
2-1 | 49分 | レオナルド(浙江) |
3-1 | 58分 | 関口正大(甲府) |
4-1 | 89分 | 鳥海芳樹(甲府) |
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